Android5 Lollipop以降のスマホでVPN接続するときにスマートウォッチがあると少し楽になる

Androidスマホで会社や自宅のVPN（バーチャル プライベート ネットワーク）に接続をするとき、画面ロックのパスワードやPIN（機種によってはパターンでもいける）の設定が必須になる。
これは不運にもスマホが盗まれた時に会社や自宅のネットワークに繋げてしまうことによる被害を防ぐために当然の処置だといえる。

ただ、スマホは常時ビジネス用途に使っているわけではないので、例えばカメラを即立ち上げて感動の一瞬を撮影しようとスマホを構えた時、簡単なPINであっても入力の手間で大切なシーンの撮影を逃してしまうことがある。実際よくあった。

この手間が、スマートウォッチとAndroidOS5以降の機能で省けてしまうのだから嬉しい限りである。
その仕組は「Smart Lock」といって、スマートウォッチを鍵とすることで、ペアリング（繋がっている）している間はスマホのロックが解除される。
これであれば、スマホを紛失した際に鍵であるスマートウォッチが揃っていないとロックが解除されない。VPNなどの重要な設定は守られることとなる。

これは普段使いでスマホロックは必要ではないのだけど、会社でのセキュリティ上の理由だったりVPN接続で画面ロックが強制される場合にはロックの省略はだいぶ楽に感じられる。

「Smart Lock」の仕組みはスマートウォッチが好みではない方でも、Bluetooth対応のヘッドホンなどでも利用できる。
ただ、盗難リスクやセキュリティの観点から個人的には腕にずっと身につけていられるスマートウォッチを推したいところ。

この身につけたものが鍵となる時代。セキュリティへの配慮が安易になりすぎるという懸念はあるものの、やらないよりはよっぽどマシと言えるのではないだろうか。

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